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更新日: ティザー(ティーザー)とは?意味や広告の活用種類を解説

ティザー(ティーザー)広告は、商品やサービスの発売前にユーザーの注目を集め、興味を引きつけるための強力なプロモーション手法です。特にゲームや映画、新商品など、公開前に期待感を高めるために利用されることが多く、話題性を生むための効果的なツールとして注目されています。この記事では、ティザーの基本的な意味やその役割を解説し、ティザー広告を実際に運用する際のポイントについても詳しく紹介します。

1.ティザーとは?その意味と基本知識

「ティザー」の定義

ティザー(teaser)という言葉は、英語で「いじめる人」や「悩ます人」「じらす人」「難問」といった意味を持っています。広告やマーケティングの文脈では、商品やサービス、イベントなどの公開前に、情報を少しずつ提供することで、ユーザーをじらし、関心を引きつけるためのことを指します。商品やサービスの全貌を完全には見せずに、断片的な情報や印象的な要素を使って「何かが始まる」「何かが公開される」という期待感を醸成する手法です。

例えば、映画のティザー予告編では、登場人物やストーリーの一部、世界観などを簡単に紹介するものの、全体の内容についてはほとんど触れません。このように、ティザー広告はユーザーやユーザーに対して「続きを見たい」「詳細を知りたい」という興味を引き起こすことを目的としています。

ティザー広告の基本的な構造

ティザー広告は、以下のような特徴を持っています。

  • 短期間で公開:ティザー広告は、短期間に強いインパクトを与えることを目的としています。通常、数秒から数十秒の短い映像やビジュアルで構成されます。
  • 限定的な情報提供:重要な情報や詳細は一切公開せず、ユーザーに「もっと知りたい」と思わせることが狙いです。
  • 次回予告:通常、次回の情報公開日や本編の公開日などを明記し、ユーザーがその後の展開を楽しみに待つように仕向けます。

このように、ティザー広告はあくまでもユーザーに「次」を期待させることが最も重要な目的であり、その効果的な活用がマーケティング成功のカギとなります。

2.ティザー広告のメリット・効果

話題性を生みやすい

ティザー広告は、情報が限定的であるため、その内容が話題性を呼びやすくなります。断片的な情報を受け取ったユーザーは「何だろう?」と興味を持ち、その予想や考察をSNSや口コミで広めることが多いため、広範囲にわたる拡散が期待できます。特に、ティザー動画やティザービジュアルが効果的であれば、早い段階から多くの人々に知れ渡り、情報解禁までの間に大きな話題を作り出すことができます。

本企画の進行に合わせた広告が可能

ティザー広告は、その公開時期や内容を本企画の進行に合わせて調整することができる点が大きなメリットです。例えば、商品の開発や映画の撮影が進行する中で、少しずつ新しい映像やビジュアルを公開することで、ユーザーは「次に何が来るのだろう?」と興奮しながら情報を追いかけます。この段階的な情報公開は、ユーザーの関心を持続させ、最終的な公開時に大きな注目を集めるために有効です。

継続的にユーザーの興味をひける

ティザー広告は、1度だけではなく定期的に新しい情報を公開することでユーザーの興味を継続的に引きつけることができます。例えば、ゲームのティザー動画の場合、最初に公開された映像が注目を集めた後、キャラクターやストーリーの詳細が徐々に明かされることで、ユーザーは次々と新しい情報を待ち望むようになります。これにより、商品やサービスの認知度が高まるとともに、発売直前には強い購入意欲を喚起することができます。

軌道修正が可能

ティザー広告を運用する大きな利点の一つは、軌道修正が可能であることです。公開後に反響を見て、次のティザー広告を修正したり、さらには商品や作品の制作途中であれば本企画の改善もできます。このような柔軟な運用ができるため、マーケティングキャンペーンの進行に合わせて、より広告効果を引き出すことができます。また広告公開時のユーザーの反応をもとに、プロジェクト全体へ改善点を反映できるのも魅力の1つです。

3.【事例付き】ティザー広告の種類 

ティザー広告にはさまざまな形態があります。ここでは代表的なティザー広告の種類をいくつか紹介します。

ティザームービー

映画や商品、ゲーム、ミュージックビデオなどの予告映像で、本編の一部や雰囲気だけを見せる短い動画のことを指します。ストーリーや詳細を明かしすぎず、視聴者の関心を引くための内容になっています。

人気KPOPアイドルグループのBTSが2021年5月21日にリリースした「Butter」のティザームービーでは、モノクロの映像で7人のメンバーが並び、流れているビートに合わせ首を一方に動かすだけのシンプルな構成です。すると突然バターがのせられたパンケーキの映像に切り替わり、曲名の「Butter」の文字と「Get it, let it roll」の声が重なります。突然映像のテイストが変化する驚きと、「一体何だろう」という疑問やワクワク感を残すティザー映像となっています。

ティザービジュアル

ティザービジュアルとは、映画、ゲーム、商品、イベントなどのプロモーションで使用される、完全な詳細を明かさず、興味や期待感を引き出すことを目的とした画像やデザインです。

庵野秀明監督作品『シン・ゴジラ』ティザービジュアル&特報 公開中

2016年に公開された、庵野秀明脚本・総監督による映画『シン・ゴジラ』のティザービジュアルになります。ゴジラの頭部がアップされ、全体像や大きさなどは具体的に見えず、また逆光でゴジラ自体が若干見えにくいデザインにされています。しかし隙間から見える牙の歪さや口の大きさ、小さくとも力のあるギョロっとした目、ゴツゴツとした質感など、見えない怖さと少し伺える怖さが合わさって、非常にインパクトの強いビジュアル表現になっています。そして何と言っても文字情報が最低限のみとなっていて、ユーザーの興味を掻き立てるのに加え、ゴジラの恐ろしさを全面に際立たせています。

ティザーサイト

ティザーサイトは、商品やサービスの発売前に、特定の情報だけを公開し、ユーザーの興味を引くためのウェブサイトです。通常、ティザーサイトには、商品の一部やロゴ、公開予定日などの限定された情報が徐々に掲載されて行き、ユーザーに「詳細は後日公開」といった形で次回の情報公開を予告します。

浜名湖うなぎ【でしこ】 – 浜名湖養魚漁業協同組合

こちらのサイトは、新ブランドうなぎの発表までの残りの時間をサイトに表示するサイトデザインとなっていました。時間は常に動き減り続ける仕組みのため、目に見えて「近づいている」と感じられる工夫が、ユーザーの期待感を膨らませます。現在は詳細情報なども公開中です。

4.ティザー広告を行う上でのポイント

情報自体は断片的に、情報解禁日は明確に

ティザー広告において最も重要なのは、「情報を断片的に公開する」ことです。ユーザーに完全な情報を与えずに、少しずつ新しい情報を公開することで、期待感を高めることができます。しかし、次の情報解禁日をしっかりと明記しなければ、せっかく興味を持ってくれたユーザーが離れてしまう原因になりかねません。ユーザーの期待感を保ち続けるためにも、情報解禁日は必ず明確に示しましょう。

継続した新情報の公開

ティザー広告は、公開後も継続的に新しい情報を発信することが求められます。ティザー動画を公開した後に、さらに詳細なビジュアルや情報を少しずつ公開することで、ユーザーの関心を維持し、最終的な商品やサービスのリリースに向けて盛り上がりを高めていきましょう。

期待感の持てるクオリティ

ティザー広告のクオリティは非常に重要です。視覚的に魅力的で、ユーザーの関心を引きつけるような内容でなければなりません。映像やビジュアルの質が低ければ、ユーザーの関心を引くことができず、期待感を持たせることも難しくなります。制作には十分な時間とリソースをかけ、クオリティの高いものを目指しましょう。

様々な媒体からアプローチ

ティザー広告は複数の媒体で活用するのがおすすめです。SNSやウェブサイト、YouTubeなどのオンライン媒体だけでなく、テレビやイベント、サイネージなどのオフライン媒体でも展開することで、より広範囲に渡ってユーザーにアプローチできます。

特にSNSではユーザーの拡散力に加え、ティザーを受けての考察や予想といったユーザー発信の話題が次々に生まれていく場合もあります。双方向のコミュニケーションでさらに情報の活性化ができるため、コメントや拡散を促す内容の広告で、より多くのユーザーの興味を引けるでしょう。

5.ティザー広告で効果的なマーケティングを

ティザー広告は、商品やサービスの発表前にユーザーの関心を引き、期待感を高めるために非常に効果的な手法です。情報を断片的に公開し、視覚的にインパクトを与えることで、ユーザーに「次」を楽しみにさせ、発売日には大きな関心を集めることができます。ティザー広告の運用は、マーケティング戦略において非常に重要な役割を果たします。この記事で紹介したポイントを踏まえて、効果的なティザー広告を制作し、運用していくことが成功への道を開くでしょう

6.Q&A

Q.ティザー広告とは何ですか?

A.ティザー広告とは、商品やサービスの発売前にユーザーの注目を集め、期待感を高めるための広告手法です。全貌を見せず、断片的な情報やビジュアルを用いて「何かが始まる」という興味を引きます。

Q.ティザー広告の種類にはどのようなものがありますか?

A.ティザー広告には、ティザームービー(映画やゲームの予告映像)、ティザービジュアル(視覚的なビジュアルで興味を引く画像やデザイン)、ティザーサイト(限定情報を掲載したウェブサイト)などがあります。

Q.ティザー広告を行う際の重要なポイントは?

A.ティザー広告では、情報を断片的に公開し、次回の情報解禁日を明確にすることが重要です。また、継続的に新しい情報を提供し、視覚的に魅力的なクオリティのものを制作することも大切です。

Q.ティザー広告において、SNSの活用はどのような効果がありますか?

A.SNSを活用することで、ユーザーの拡散力を利用し、ティザー広告の話題性が広がります。ユーザーが考察や予想をSNSで発信することで、さらに多くの人々の関心を引き、次々と情報が活性化します。

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