PEOPLE 04対談:ディースリー・パブリッシャー × キックファクトリークライアントと一緒に
PV制作を楽しみ
商品紹介を超えたエンタメをつくる

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数多くのゲームタイトルを発信するディースリー・パブリッシャー(以下、D3P)
キックファクトリーは2009年にD3Pの仕事を手掛けてから
現在までに数多くのゲームタイトルのPVやトレーラーなどの映像を制作しています。
この対談企画ではD3Pから2人の担当者をお招きし
当社のプロデューサーと商品プロモーションにおける映像の役割や映像制作の流れから
クライアントが映像に何を期待し
当社がそれをどうカタチにしているかなどを語り合います。

ディースリー・パブリッシャー
プロデューサー 岡島 信幸 様
PR担当 杉崎 祐一 様

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キックファクトリー
プロデューサー 石井 雄樹

シリアス系からおふざけ系まで
幅広いアイデアの引き出し

岡島:
キックファクトリーさんとの初取引は2009年で、あるゲームのトレーラー制作でした。その後、他ゲームのCMやPVなどを何本か依頼。クオリティも評判も良かったので、当社の人気タイトルである「地球防衛軍シリーズ」や「ドリームクラブシリーズ」、「お姉チャンバラシリーズ」をはじめ、多岐にわたる映像制作をお願いするようになりました。

『地球防衛軍6』1stトレーラー 絶望の未来に生きる。「地球防衛軍シリーズ」最新作、「地球防衛軍6」の1stトレーラー

杉崎:
映像は今となってはゲームのプロモーションに欠かせないツールです。10年前はテレビCMやイベント会場、自社サイトくらいしか、映像を流す機会はありませんでした。しかし現在は、ゲームのPRおける映像の重要度は格段に増しています。
石井:
動画配信サイトの登場でまったく変わった感じがします。最近はYouTubeチャンネルを開設して、そこに映像を掲載するのが主流。それだけで世界中の人に向けてプレゼンテーションが可能になるわけです。
岡島:
読者が能動的に読み込む必要がある静止画と文章による紙媒体とは違い、映像は見るだけで受け身の状態で情報を洪水のように浴びることが可能です。ただその分、伝えたい情報をきちんと整理して誤解なく「こういう商品なんだ」と理解してもらう必要があります。
杉崎:
その上で飽きさせないような、話題となるような工夫を織り交ぜていかなければなりません。ゲームの種類やPR映像を出すタイミングなど、その時々の状況に合わせてアイデアを練る必要があるので、相談相手の引き出しは多い方がありがたい。
その点、キックファクトリーさんはシリアス系からおふざけ系まで、幅広く対応してくれるので助かっています。
石井:
ありがとうございます。いつも心掛けているのは、どのように味付けするか。ゲームの内容の訴求だけに留まらず、より魅力的に見せるための工夫は時間をかけて考えます。基本的には、D3Pさん側でアイデアの骨子をお持ちなので、それをいかにアレンジして面白味を増幅していくかが我々の腕の見せ所です。
岡島:
骨子はあるかもしれませんが、困った時に頼りにして、ご依頼することもありますよ。ゲームのリリース時期を変更する時などは特に、ですね。
杉崎:
想定外に映像制作が増えるのですが、発売まで期間が空く分、お客様の興味をつなぎとめるというミッションも映像に課せられますが、実際に出せる情報はあまり変わらない。なので「新しい情報はあまりないですが良いアイデアはありますか?」とキックファクトリーさんに若干無茶な相談をするわけです。まずはホットラインで(笑)。
石井:
弊社としては「新しいお仕事ありがとうございます!」です(笑)。
岡島:
リリースが延期になっても、手を変え品を変え、お客様を飽きさせないPRエンタメで楽しんでいただこう、という考えです。
それを、どのように見せていくかを、一緒につくり上げてもらっています。

意図をくみ取りクライアントと
一緒にユーザーを楽しませる

杉崎:
2人の広報官が軽快なトークでゲームを紹介するフォーマットを開発してくれたのは本当に助かっています。登場回数が重なるにつれ、2人のキャラクターが熟成されて良い感じに癖が強くなるんです。「地球防衛軍シリーズ」ユーザーも楽しみにしてくれるお馴染みのコンテンツとなり、スピンオフタイトルや「お姉チャンバラ」など他のタイトルでも転用されています。

『地球防衛軍4』EDF入隊キャンペーン2025夏編「地球防衛軍シリーズ」PVでは定番となった2人の広報官は当PVで初登場

石井:
D3Pさんのタイトルを追いかけるユーザーが、「あの映像のネタがここで使われている」とか「ゲームのネタがここでも!」とか、面白がってくれるんですよね。それがPRにおける相乗効果が起こっているのは嬉しい限りです。
岡島:
ゲームのPVで大事な要素の一つは、いかに余韻を残すかだと考えています。ユーザーやその予備軍が、そのPVを観てからゲームの発売前や次のPVまでにどれだけ、「ああだこうだ」と語れるか。それが、ユーザーにとっては発売前までの楽しみになるし、我々としては興味のつなぎ止めに繋がります。キックファクトリーさんはゲームとユーザーをよく理解して、余韻を残して語れる絵やシナリオ、仕掛けづくりに長けていると思います。
石井:
YouTubeでPVを公開する際は、コメント欄をオフにするメーカーさんも多いのですが、D3Pさんは開放しています。良いコメントも悪いコメントも全部残していて、コメント数も半端ないんです。「地球防衛軍シリーズ」だと日本語も英語も入り乱れて、ユーザーの語る場になっています。D3Pさんがそういう姿勢なので、我々はその思いをくみ取って反響が大きくなるように努めるわけです。コメント欄にはもちろん目を通しています。「USA! USA!」みたいに「EDF!」と言っておけば、ユーザーの心が一つになるようなノリが展開されているコメント欄を見ると嬉しくなる。良い意味で裏切りを入れたPVのコメント欄で、「裏切られた~!」というような反応をしてくれるとニヤニヤしちゃう。もちろんゲームありきですが、PV映像だけでユーザーを楽しませるのが理想です。

要望を臨機応変に調整
実写も手掛ける対応力

杉崎:
私が驚くのは最終版を観た時に、以前に確認した途中版と変わっている時です。
岡島:
あれは、MAの現場で私が付け足している(笑)。
石井:
我々が逆に「本当に良いんですね?」と聞く時が最近はありますね。
岡島:
仮ナレーションを入れた映像を確認してから本番を迎えますが、本物の演者さんが感情を込めて声入れや演技をすると、勢いがついて映像に間が空くこともあります。また、ちょっとイメージと違うのではないかと感じることも。そんな時は急遽、現場で言葉を足したり変えたりします。制作側からすると急な修正なんて嫌だと思うんですよ。でも、石井さんをはじめキックファクトリーの方は、こちらの意図を理解して瞬時に反応してくれますね。
石井:
最近だと、現場で語呂合わせを考えましたね。通販番組でURLを語呂合わせで言うのを真似て、デジボク地球防衛軍「EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」の頭文字EDF WBに対して、「いーいね デジボク フォーエバー わたしバンザイ!」を差し込むことに。これは岡島さんのアイデアです。我々は編集ブースに行って、それに合うようにテロップを直して演者とも相談する。そういうのはよくありますね。

『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』
3rdトレーラー通販番組風に制作したPV。動画の最後では公式サイトのURLを語呂合わせで紹介

岡島:
キックファクトリーさんに感じる魅力は対応力です。つくれないトレーラーはないんじゃないですかね。
杉崎:
対応力と言えば実写でも制作してくれるのでPRに幅が出ます。私が印象に残っている実写のPVは、四角いスイカを高橋名人が16連射で爆破するというものです。キックファクトリーさんに特撮の爆破の職人をブッキングしてもらい撮影に臨みましたが、高橋名人がノリノリで「もっと火薬が強くてもいい」と言う。岡島が「もうこの辺で勘弁してください」と言って収めていましたね。

『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』
2ndトレーラーザッピング風に制作したPV。高橋名人や声優の後藤邑子さんが実写で登場

石井:
ハリウッドスターのブッキングは無理ですけど、実写はもちろん何でも対応しますよ。

クライアントとユーザーを
橋渡しする映像づくり

岡島:
じゃあ今度は、南極で犬ぞりを走らせるPVでもつくりましょうか(笑)。
石井:
言って頂ければ全然やりますよ。クライアントがやりたいと言っているアイデアは、ユーザーの要望と合致していることが多いんです。我々のできるお手伝いは、映像によるクライアントとユーザーの橋渡しですからね。真剣にふざけたいというオーダーなら100個のダジャレを考えますし、一流に見せたいというなら有名な演者をキャスティングして感動を与えるような映像を組み立てます。
岡島:
キックファクトリーさんと出会ってから、映像で「こんなことまでできるんだ」というのを我々も知ることができました。こちら側からいろいろとアイデアやオーダーをぶつけるのも、キックファクトリーさんなら解決してくれるだろうと思うからです。映像自体を一つのエンターテイメントに仕上げてくれるので、ユーザーもただの商品紹介を見ているだけより楽しいでしょう。我々が映像としての面白さを追求するというステージまで登れたのは、キックファクトリーさんと出会ったからだというのは間違いなく言えますね。
杉崎:
弊社のPR担当の前任者は「自分の功績で大きいのは、キックファクトリーさんを見つけてきたこと」と言っていました。引き継いだ私としてもキックファクトリーさんと一緒に映像をつくり上げていくことがとても楽しいですね。もちろん仕事としてユーザーの皆様に楽しんでいただくよう心がけて制作を進めているのですが、そのためには先ず自らが楽しんでいないとなかなか伝わる良いものはできませんからね。
石井:
我々も思いっ切り楽しんでいます。楽しむというエネルギーを制作で爆発させて、クライアントの期待を上回り、ユーザーにワクワクを届ける映像を、今後も真面目に楽しんでつくっていきます。

『地球防衛軍6』6thトレーラー 期間限定!? EDFスーパースカウト情報!2022年8月25日発売「地球防衛軍6」の発売直前に公開された6thトレーラー

D3Publisher

ディースリー・パブリッシャー

家庭用ゲームソフトやPC、モバイルゲームコンテンツなどの企画、制作、販売などを展開。代表的なゲームタイトルに「地球防衛軍シリーズ」「お姉チャンバラシリーズ」「ドリームクラブシリーズ」などがある。

企業サイト:https://www.d3p.co.jp/

YouTube公式チャンネル:https://www.youtube.com/user/D3Publisher

YUKI ISHII

石井 雄樹

プロデューサー

映像系専門学校を卒業後、MVディレクター、VJ、プロレス団体運営などの活動を経てキックファクトリーに入社。主にゲーム関連やエンタメ関連の映像を手掛ける。
さらなる活動の場を求めゲーム会社に転職し、イベントやeスポーツなどの運営に携わる。その後キックファクトリーに再入社。現在に至る。

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